当院のオンラインHDF 人工透析

■腎不全を感じないオンラインHDF(血液透析+ろ過)■


当院は、1999年(平成11年)9月以降オンラインHDF(血液透析ろ過)を提供しています。 東日本初のオンラインHDF施設です。
平成24年4月から、保険適応になり、オンラインHDFを売りにしている
医療施設も増えましたが、細かいノウハウ(透析液製造装置、配管、コンソール、エンドトキシンカット、透析液組成など)に違いがあります。
車と同様に、部品は同じでも、性能(パフォーマンス)は異なります。

すごく簡単に説明します。 『腎不全の治療の種類』で説明しましたが、
1.腹膜透析は自分の腎臓の6%相当の治療効果
2.透析(HD)は同8%
3.オンラインHDFは同20−30%
4.腎移植は50%
(当院では、開院以来12名の移植を行いました。県内はもちろん、
  全国屈指の移植を行っている医療機関です))
と考えると、わかりやすいと思います。
腎臓が20−30%働いていれば、若干の貧血以外はかゆみも乏尿も感じなかったはずです。
当院のオンラインはそのレベルを想定した治療です。
ですから、食事の悩みもほぼありません。
下記にも書きましたが、原則無制限!!
・水分は好きなだけ取って良いです。
・野菜も果物も生で大丈夫です。(ただし、干した果物、たとえば干しブドウや干し柿は注意
 一個当たりのカリウムは同じなので、大量摂取の危険があります)。
・肉や魚のリンは無視してください。ただ栄養もないのにリンが多いものは注意
 (豆や、タケノコなど目が出たり成長中の部分にはリンが多く含まれます・・細胞分裂や
 エネルギー産生に必要なため)

決して、甘やかすわけではありませんが、奥様方が悩まないように考えています。 ただ、塩分だけは、高血圧患者と同じ、10g以下を指導しています。



■貧血がない透析■


貧血の管理目標は、厚生労働省は透析前のヘマトクリット値(貧血の指標)(解説1)を30前後を目安に、増血剤(エリスロポエチン)を使用するように定めました。当院ではほぼ一般の方と同じで、貧血がない状態(ヘマトクリット値で40以上-50未満)にしております。透析学会のガイドラインからは逸脱していますが、心臓などの虚血や動脈硬化が予防されると考えています。貧血がないということは、体全体に十分な酸素がいきわたり、老化を防ぎ、疲れにくい状態になります。 顔色も血色がよく良好で、透析を受けているようには見えません。
また、当院では、エルカルニチンを平成10年頃から(長野日赤在職中)、
先駆的に投与をしていおり、その後保険に収載され、透析患者さんの貧血改善、足の痙攣(こむら返り)の防止などの広い効果を見ています。

「健康で、自立しながら、長生きできる透析」が当院の治療理念です。



■食事/リン・水分摂取制限のない透析■


当院では、透析時に塩分を調節しているので、水を飲みたいと感じません。
口渇のないのが当院の特徴です。
その結果、体重の増加が少なくなるので、原則飲水制限はしていません。(一般的には一日600mlの制限をする施設が多いです)

リン(P)に関しても、レグパラやホスレノールという優れた薬のおかげで、原則的には制限していません。
つまり、透析をしていない方や家族と同じ食事を推奨しています。

また、肉(羊や豚)やココア(銅や亜鉛含有)、牛乳を勧めています。



■透析お役立ちリンク■


◆CKD・透析 計算ツール
◆透析百科

■透析開始の動画(約2分30秒)■


動画の上にカーソルを置くと表示される三角のボタンで再生してください。



■透析回収の動画(約3分15秒)■


動画の上にカーソルを置くと表示される三角のボタンで再生してください。



※解説1
ヘマトクリット値とは、血液中に占める血球の容積の割合を示す数値。ほぼ赤血球の容積比と等しい。 貧血検査などに利用。腎性貧血の管理についてに戻る


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