最先端医科学 樹状細胞ワクチン
■樹状細胞ワクチン療法■
樹状細胞療法は,がん抗原(WT1やMUC1などのがん細胞の目印)を標的として,がんを攻撃する免疫を起こさせる免疫療法の一つです。
樹状細胞療法は,人工がん抗原を覚え込ませた樹状細胞を体の外で大量に作製し,ワクチンとして投与します。樹状細胞により教育されたリンパ球ががん抗原を認識して,
がんを排除する免疫が獲得できること(能動免疫)が最初の目標になります。一方,ペプチドワクチン療法は,人工的に作ったがん抗原(人工がん抗原)を薬として投与し,
体の中で抗腫瘍免疫を誘導させる治療法です。
■樹状細胞の相談(セカンドオピニオン等)は、第三土曜日午前に受けておりましたが、
下平滋隆先生が、金沢医科大学に転勤されたため、休止しています。
担当は、信州大学 先端細胞治療センター長(樹状細胞)の下平滋隆先生になります。
(平成28年7月以降は、金沢医科大学 再生医療学講座 主任教授に転出されています)
【樹状細胞療法に関するセカンドオピニオンのご案内】
樹状細胞療法に関するセカンドオピニオンは、当クリニック以外の医療機関に入院また
は通院されている患者さんを対象としています。
当院で専門に樹状細胞療法の診療にあたる医師が、
患者さんの主治医からの情報等をもとに、医療相談をおこなうことを目的としています。
セカンドオピニオンでは検査や治療はおこないませんので、患者さんの主治医からの
情報提供書が必要となります。
なお、樹状細胞療法を行うことを前提とした相談ではありません。
樹状細胞療法に関するセカンドオピニオンは完全予約制です。
●相談時間及び料金
樹状細胞療法に関するセカンドオピニオン相談は、自由診療(自費)で受けて頂く必要があります。
主治医の先生へのご報告書の作成も含めて、費用は32,400 円(税込み)となります。
健康保険は使えませんのでご了承下さい。
お預かりした資料を担当医師があらかじめ十分に検討し、ご相談をお受け致します。
なお、面談時間は1 件について1 時間までとさせて頂きます。
●相談に際して必要なもの
・主治医の先生にご準備して頂きたい書類・資料等紹介状(診療情報提供書)
・画像
・その他の検査データ(血液データ等)
●相談をお受けできない場合
・相談内容が樹状細胞療法以外である場合
・当院から指定された相談に必要な資料(診療情報提供書・検査データ・画像など)を
持参していない場合
・主治医が了解していない場合
・主治医に対する不満、医療過誤および裁判係争中に関する相談
・医療費の内容、医療給付に関わる相談
・特定の医師・医療機関への紹介を希望されている場合
・予約外の場合
・家族のみで、本人が来院していない場合
●注意点
・お申込みの後、内容によってはお断りする場合もございますのでご了承下さい
・相談中の録音・録画はご遠慮願います
■樹状細胞ワクチンについての講演■
樹状細胞ワクチンについての講演の模様を動画で紹介します。この講演は
信州大学医学部附属病院 先端細胞治療センター センター長 下平 滋髏謳カ
西和田林クリニック 院長 林 賢先生
八乙女駅前内科小児科クリニック 院長 安田 浩康先生
による講演で
温熱療法(ハイパーサーミア)と免疫治療による新たながん治療戦略
の動画です。
この講演では、温熱療法によるがん治療についてもふれられています。
温熱療法と樹状細胞ワクチン 1/4
下平滋隆先生『がんワクチンとしての樹状細胞療法の現状と今後』
温熱療法と樹状細胞ワクチン 2/4
下平滋隆先生『がんワクチンとしての樹状細胞療法の現状と今後』
〜林賢先生『進行がんに対する集学的治療〜転移、再発腫瘍に対するあきらめない治療〜』
温熱療法と樹状細胞ワクチン 3/4
林賢先生『進行がんに対する集学的治療〜転移、再発腫瘍に対するあきらめない治療〜』
〜安田浩康先生『癌治療における電磁波温熱療法の役割』
温熱療法と樹状細胞ワクチン 4/4
安田浩康先生『癌治療における電磁波温熱療法の役割』