インフルエンザは減って、新型コロナが増えている

インフルエンザは減って、
新型コロナが増えている

1月2日の当番薬局さん。忙しそうでした。
一日で60人の感染症で、インフルエンザ15人、新型コロナ45人位のようです。
当院は、外来は10日まで休止していたのですが、新型コロナウイルス感染と
思われるケースが5〜6人居ました。基本的に、抗原検査は行いません。
抗原検査の陽性率は7割程度(偽陰性)で、
PCR検査は2か月前の感染も陽性(偽陽性)になってしまいます。
ですので、抗原検査と、血液の抗体検査(自費)を組み合わせるのが、
感染時期を推定するのには、役立ちます。

当院は、5類移行後は、発熱外来(旧検査診療医療機関)を返上したので、
通院中(3か月以内の通院歴がある方)の患者さん以外は、基本的に、
新患の”発熱”はお断りしています。
今は、ドラッグストアーで、@抗原検査A葛根湯Bカロナール(解熱剤)が、
市販されているので、医療機関を受診する必要がないと思われます。
ただし、
会社または、学校で、公欠の診断書が必要な方の受診は仕方ありませんので、
対応をしていますが、すべて”初診メール”での予約をお願いしています。
(ワクチン接種が市内開業医の場合は、そちらへの受診をお勧めします)

何度も書きますが、現在の”オミクロン株”の派生種では、重症化はありません。
今後、米国発の新派生種(JN1)が、増えると思いますが、同様です。
問題は、”ワクチン後遺症”で、年末に2例の重症患者さんが出ました。
1例目は、2回接種後(2年経過)の大動脈解離の大手術。
2例目は、八代亜紀さんと同じ”急速進行性間質性肺炎”で、
結節性動脈炎または、皮膚筋炎による間質性肺炎≒肺梗塞と思われます。
1例目は、輸血(ワクチンで汚染されている)で、一時、危なかったのですが、
回復基調です。ヘパリン等の抗凝固剤をを使用していたのが、
良かったと思われます。
2例目は、かなり厳しい経過をたどってます。
こんな皮膚症状に注意です。