熱中症とCOVD19感染

熱中症とCOVID19感染

先週の日曜日(6月25日)、駐車場の草取りを、
午前中(快晴)しましたが、
1時間ほどの作業後、立ち眩みがして、
自宅の玄関のフローリングで、”ドサ!”。
自分でも、何が起きたか分からなかったのですが、
右頬部の血腫(たんこぶ)ができていたので、
数秒意識が飛んだようです。
その週の水曜日(曇り)にも、草取り後に立ち眩みがして、
血圧を測定したら、74/50!!!
あわてて、塩と水を補給して、3時間後に102/60位になりました。
この時期、熱中症に(特にマスクをしている方)、注意してください。

先週、市販のCOVID19抗原検査陽性になったご夫婦から、
連絡が来ました。
『輸入イベルメクチン12rを5日間、ビタミンC、ビタミンC、
亜鉛、グルタチオン、葛根湯、カロナールを併用している。
自分は咳が残っている程度だが
夫が頭痛と発熱と、胸部の皮膚のチクチク感が改善しない
来院していただき検査したところ、
1.CRP(炎症反応)は5前後と軽い炎症程度、
2.白血球、血色素(赤血球)、血小板とも低下、
3.フェリチンが1500以上に著増
4.肝機能障害
2〜4は、悪い兆候です。

A.肝機能障害は、サイトメガロウイルスや、EBウイルス感染?
B.血球系が低下し、フェリチンが増加するのは、
  ウイルス貪食症候群・免疫暴走の可能性がある
C.胸の症状は、冠動脈の血栓のリスク
を考える必要があります。

ステロイドホルモンと抗血小板薬を使用して、
症状は改善中ですが、本来なら『入院加療』を
お願いするところです。ただ、
今、入院すると、本人の承諾なく、
『ベクルリー(レムデシビル)』『ラゲブリオ(モルヌピラビル)』
『抗体治療薬』を使われてしまうため、
外来で、ひやひやしながら治療しています。
上記薬剤(ベクルリー、ラゲブリオなど)で、
感染後遺症が、遷延する印象です。