9月26日から新型コロナ感染者の報告範囲が変更

9月26日から新型コロナ感染者の報告範囲が変更

今日、保健所主催の『新型コロナ感染の届け出範囲変更』の説明会に出席しました。

1.届け出対象者(発生届)
  a.65歳以上(←75歳以上でも良いような気がします
  b.入院を要すると医師が判断した人
  c.重症化リスク()+新型コロナ治療薬(**)が必要な人
  d.重症化リスク+パルスオキシメーターで酸素投与が必要な人(95%以下)
   癌、慢性呼吸器疾患、透析、心疾患、脳血管障害、喫煙、
     高血圧、糖尿病、高脂血症、肥満(BMI>30%)、
     臓器移植・免疫抑制剤服用者・抗がん剤使用者・免疫低下者、
     妊娠
       (・・・・え?中年以上は、ほとんどすべてじゃないですか? 
         個人的には、ワクチン接種者=免疫低下者も入れたい!)

   **ベクルリー(レムデシビル)、デカドロン(ステロイド)、
      アクテムラ(トシリズマブ)
      ロナプリーブ・ゼビュディー(抗体製剤)、
      ラゲブリオ(モルヌピラビル)経口剤、
      パキロビット(ニルマトレルビル・リトナビル) 
  e.妊婦
  f.新型コロナウイルス感染症での死亡例(←ほんとは基礎疾患の悪化ですので、
    新型コロナは死因では無いと思います。)

以上ですので、当院の場合、イベルメクチン中心の風邪処方ですので、
報告義務は、ほぼ無くなります(基本的にはありません)。

2.届け出対象外の場合は、
  自宅療養指示書(保健所作成)の用紙に、医療機関が、氏名・診断日を記入し、
  届け出対象外の□にチェックをいれて渡します。
  保健所からの連絡はありません。
  本当に自宅療養するかは、怪しいですね。
  自営業の場合、普通に営業してるケースを耳にします。
  保健所の証明書は出ませんから、必要な場合は、
  ・検査結果・自己検査陽性の確認メール(オンラインで、保健所に連絡した場合)
  ・新型コロナ治療薬(**)の処方箋・自宅療養の指示書(保健所作成)
  ・診療明細書(二類感染症加算がされたもの)・医療機関の領収書
  などを使うようにとのことです。  
  医療機関発行の診断書は、有料になります。

3.自宅療養解除後、出勤・登校にあたり、再検査を希望する場合は、
  
検査代は自費になります。厚労省は、公費の検査を認めていません。

4.新型コロナ感染症の確定前の受診料
  (初診、2類感染症加算、院内トリアージなど)は、
  通常の保険診療になるので、
自己負担が3000円程度は必要になります。

以上が、今後の体制です。
つまり、今後は、5類の普通の風邪扱いに、移行していく方向で、正しいと思います。
ですので、新型コロナワクチンも、有料化すべきではないでしょうか。