新型コロナウイルス感染者のその後2く

新型コロナウイルス感染者のその後2



新型コロナウイルスに罹患し、退院時にPCR検査(再検査)を受けずに、
退院した3名の経過を追ってみた。
         
<PCR追跡>
3人中2人が、PCR陽性で、まだ『入院基準』を満たしていた。
つまり、入院しなければいけない状態の患者を、市中に戻しており、
感染拡大している可能性がある。本人たちは、治癒と勘違いしている。

<抗体検査>
また、抗体(N蛋白に対する)のカットオフインデックス(C.O.I)は、
PCRのCt値に反比例しているように思え、『無症状またはそれに近い患者』の
スクリーニングには極めて有効だと思える。
なぜなら、『PCRは怖い、受けたくない人』、『入院の際に同時に』という対象者に、
最適な為である。

<検査感度の違い>
PCR検査と抗体検査に関して、院内検査と外注(ミロクメディカルラボラトリー)の
検査を比較ひたが、明らかにミロクメディカルラボラトリーの感度が上回っていた。
当院の検査は、60分と短時間での判定と、ワンステップの簡単操作が特徴であるが、
スキルの高い技師によるRT-PCRには、及ばないと思われる。
スキルの高いRT-PCR>スキルの低いRT-PCR≒LAMP法≒QプローブPCR≫抗原検査
ではないかとの印象を受けた。
(ウイルス量が、10の1乗違うとCt値は3動く、10の2乗ではCt値は6、
10の3乗ではCt値は9異なるらしい)

以上から
1.抗体検査(保険適応はないが)は、感染拡大を起こす隠れ感染者(特に無症状)に有効。
2.PCR検査も、手技や試薬(プライマーの種類)、検査方法で結果が大きく異なる。
3.若い世代は、回復するが、年齢が高いほど、感染が遷延(ウイルスが消えない)する可能性がある。

追記)最近、E遺伝子や、N1遺伝子に対するプライマー(試薬)では、
偽陰性が多発していると感じている。
また、唾液の精度も採取の仕方で、大幅に感度が下がる。
さらに、抗原(定量、定性)検査は、PCRの6割程度の感度であるので、
陰性証明はできない。