新型コロナウイルスは無症状者が危ない!く

新型コロナウイルスは無症状者が危ない!

当院のPCR検査数は、職員も含めると、200人はゆうに超えている。
今日も、検査希望者のPCR検査をしたが、陰性である。

年末に、85人検査した集団があるが、5人陽性で、3人が退院した。
ただし、PCR検査の陰性は確認されていない(⇔ここが問題点である)。
8日に、退院後のPCR検査を行うが、1例は当院のPCRで陽性が確認され、
残り2例は、ミロクメディカルラボラトリーでの陽性例の為、
3名とも、院内とミロクメディカルのPCRを同時測定(試薬による感度の評価目的)と、
IgGおよびIgM抗体(ジェンボディー社)を測定する事にした。

気になっているのは、PCRのCt値である(陽性判定までの増幅回数)。
なぜなら、無症状(Ct値は15)、または軽い鼻かぜ程度(Ct値は20)の方が、
Ct値が低い(=ウイルス量が多い=感染力が強い)傾向が見られた為である。
逆にCt値30以上の方は、下痢が続いたり、入院が長引いている感じを受けた。
本当は、抗体価も分かれば良いが、当院の検査では、有無しかわからない。
当院1例目の80歳女性はCt値が36でも無症状だったので、
長野市保健所に確認したが、Ct値での検討はされていないようだ。

ただ、Ct値は、PCR試薬のメーカー(施設)によっても異なることや、
基幹病院が使用しているLAMP法や抗原定量・定性検査では、Ct値が出ないので、
ウイルス量が推定できないのが欠点である(陽性か陰性のみ)。

以上から、PCR検査のCt値の低い無症状者が、感染拡大を引き起こしている可能性があり、
無症状でも検査希望者のPCR検査を積極的に行う必要性を強く感じる。
この無症状者は、ウイルスの宿主のような役割、つまり共生状態で、
もしかしたら、抗体もあまり産生されていないのではないかと考えている。