二度目の非常事態宣言
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二度目の非常事態宣言で、大騒ぎである。
補償をどうするかの話も出ている。
新型コロナウイルスは、ウイルス『戦争』であることを、理解しているのだろうか。
戦争中という意識があれば、『国家賠償法』に基づく対応をすればよい。
飲食店がどうの、旅行業・宿泊業がどうのと言っているが、医療機関だって、感染のリスクと、
来院患者の減少の二重苦である。他産業は二重苦ではない。
そもそもの問題は、企業が、莫大な内部留保を温存し、安易なリストラをしていること、
派遣法以来、非正規従業員が多く、彼らは貯蓄がないこと、社会保障が受けられない事である。
また、飲食業は、オーナーは派手な暮らしをして、従業員を安く使っていて、
『倒産の危機』と騒いでも、同情する気にならない。
同様に、旅行業、宿泊業も一時は、『我が世の春』であったから、貯蓄は十分のはずである。
インバウンドが多いときの、価格つり上げには、反感すら感じていた。
医療機関の本音としては、『感染者はお断りである』。
先に書いたように、二重苦であり、迷惑この上ない。風評被害も甚大である。
大学病院でも、ウイルス学や細菌学教室は縮小され、専門医は、ほとんどいない。
儲からない医療には、研究費がこないからである。
困ったときだけ、花火や、ブルーインパルスで、おだててもダメである。
他産業が、濡れ手に粟で儲けている現実を見るにつけ、医療業界は、安い医療費で、
こき使われている業界だなと、感じてしまう。
米国型の新自由主義を手本にしている自民党なら、早々に米国式医療、
つまり今の10倍程度の診療報酬か、混合治療を解禁しなければ、
このようなときに対応できる環境は期待しない方が良い。
さらに重大な問題は、基礎教育・義務教育が破壊され続けていることである。
親の経済力の差によって、平等に教育を受ける権利が、保障されていない。
そのような貧相な国に未来があるはずがない。
EU型 米国型 中国型のどれが、人類にとって有用なのか、パラダイムシフトが起きているかも
しれない。個人的には、北欧型が望ましいと思えるが。
追記 高等教育を受けていない人は、こんな文章を見ても、理解できないんだよね。
脳も、考える力も搾取されているんだと思う。
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