『東京貧困女子』

『東京貧困女子』

この本が、地元の本屋さんの一押しの場所にあったので、買ってみました。
著者は、風俗のルポライターだったようです。どうせ、ソープランドなど風俗記事かと思ったら、
なんと『日本学生支援機構』、昔の『日本育英会』とは全く別の『単なる高利貸し会社』の批判、介護保険や保育園の民間事業者の批判、公務員の非正規化の批判記事でした。
要点は
1.大卒と高卒の間には、就職率と賃金の格差が激しく、大卒でないと
  最低限の収入が得られない
2.親の収入が減って、仕送りできないため、奨学金(=ローン)も申請するが、
  月11万円x12か月x4年=528万の借金を背負わされる。これだけでは、生活費や授業料
  を賄えないので、アルバイトをするが、昔に比べて学業が厳しく、お金が足りない。
  で、女学生は風俗出稼ぎ、男子学生は、詐欺的仕事(ねずみ講やオレオレ詐欺)を
  するようになる。
3.女性は、離婚すると、養育費ももらえず、正規の職業に就くことは難しく、介護などの
  ブラック企業に勤務することが多く、家庭(子供)も破綻することが多い。
4.本来公共団体が行っていた、『介護』と『保育』を民営化した部門が、
  長時間労働+低賃金のブラック企業化している。公務員減らしで、非正規と正規の
  2倍以上の賃金格差を生んでいる。

まるで、韓国化しているのでは?

収入200万円以下を『アンダークラス=非人』というようですが、江戸時代の『士農工商/非人』ように、労働者を身分化し、階級化しようとしている。
本来は、『労働者』 VS 『資本家』が正しい構図なのに、労働者同士が対立するようにしているのは、巧妙です。
しかも、若年世代を、安い給料で、長時間働かせ、その安い給料から税金を搾取し、1800兆円の貯蓄の60%以上を所有する金持ち老人たちの『介護保険(1割負担)』『医療保険(1割負担)』『年金』をカバーさせている!!
まさに、『世代間搾取』!!若者は、こんな日本を捨てるべきですね。
環境問題で有名になったスウェーデンのグレタさんや、香港の周庭さんのような、
すばらしい若者が日本にも居てほしいと思います。