■長野被災地、および穂保、津野の現状





被災から約1カ月が経過。その間、15日ほどボランティア参加しています。(現在も参加中)

報道で「長野市行政は農地に着手する」と言いながらも、それを見てリンゴの根出し(リンゴの木の立ち枯れを防ぐ為の根元の泥の撤去作業)の作業をしたくて県外から来たボランティア中年夫婦の申し出は市当局から断られたらしい。そのボランティアさん、社協にも問い合わせたそうだが、「うちは根出しやらない。」と断られたそうだ。どこに所属すればいいとか案内もなし。(JA農協グループは農地のボランティアに参加できる。)私が毎回参加している長野ブラッシュボランティアセンターでは、本格的な冬前に外作業を進めようと、毎日農作物の根出し作業を行なっているが、インターネットで探し出し参加してくれた。
長野市職員さんは交代で看板持ち担当や、災害ゴミ収集場で案内役。現場に出ているのかもしれないが姿が見えない。報道と行政の対応のギャップに困惑と同時に違和感しかない。行政は本当に再建するつもりがあるのだろうか。看板持ちなんて、それこそ木材とコンパネで紙を貼っておけばいい。隣に警察が立って交通整理をしてくれているので、それだけでじゅうぶんだと思われる。

県警は軽トラックの荷台に人が乗っていてもある程度は容認してくれるので好印象。

国道18号沿いは一見すると綺麗になったなぁ、と思える雰囲気にはなってきている。赤沼地域の家屋もやや片付いて来ているようで畑に手を入れる方もチラホラ見受けられるようになってきた。
が、決壊周辺や報道されていない中野、飯山地域の現状はいまだ酷いまま。特にリンゴ、桃、水田などの農地は手付かずな場所がほとんど。イチゴハウス農園もボロボロ。来年の収穫は絶望的ではないか?

中野はボランティアニーズが収束していると言って募集を閉鎖しているが、本当に収束しているのだろうか。農地は手つかずのままだ。
本格的な冬を前に、避難所は閉鎖予定。仮設住宅はあれど、抽選に漏れて骨組みだけとなった家に帰る人は生活していけるのか?

栗の町の小布施の被災していない商店街は風評被害で閑古鳥。長野駅周辺は自粛モードのせいで閑古鳥。野沢温泉の温泉街もキャンセルが相次いで、悲鳴を上げているそう。(ボランティア参加者談)

人を呼ぶ意味でも、せめて長野えびす講花火は開催しても良かったのでは?と思ってしまう。

台風19号により亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、長野市周辺地域の未来が明るいものであってほしいと切に願う。

南長野クリニック
スタッフ 中澤