介護保険の実態(ケアマネージャーとは?)

介護保険の実態(ケアマネージャーとは?)

先日、患者さんの訪問服薬指導を薬局さんに依頼しました。
ところが、医療保険より、介護保険が優先されるため、居宅療養管理指導料算定する上で、ケアマネージャーへの連絡が必要で、それがないと訪問指導ができないというではありませんか。
で、そのケアマネージャーに連絡すると、原則土日は休みということで、事務所も携帯電話もつながりません。土日夜間は、働くなくて良い・・・・・。まさに天職!!!!。

でも、う〜ん困った!ワーファリンという血栓治療の薬ですので、比較的緊急を要する薬の件ですので。

さて、この「ケアマネージャー」という職種、実は癖ものです。
認定試験(都道府県単位)を受ける必要はあるのですが、医師・看護師・歯科医師・検査技師等々、病院や診療所で働いていた人が、マネージャーになるケースは、最近はほとんどありません。
過去にお会いしたマネージャーの本職は、「お寺のお坊さん」や「介護関連で働いていた人」
などでした。このような人たちに、本当に「ケアプラン」が作れるのでしょうか?

介護保険は、原則1割負担と老人ビジネス向けの保険です。
時給5000円以上(認定度によりますが)請求でき、かつ、医療のように難しい国家試験は不要で、介護スタッフ(基本的に無資格)は安く使えます。

それに比べ、医療は不当に安い。当院は、透析をしていますが、6時間くらいの治療時間で、3万円!。時間単価は変わりません。機械への投資もなく、治療上のリスクも低いのに、
うらやましい。

それから、「長野市包括支援センター」なるものが、介護の窓口になっていますが、
これは、特定の民間介護保険業者が、いかにも「公的機関のような顔」をして行っている
営利団体ですが、皆さん知らないんだな〜。

介護保険も、「なんとか詐欺」も実態は変わんない気がするこの頃です。
「積立方式」でなく「課賦方式」である、年金も介護保険は、現役世代や子供達から
税金をむしり取って、老人に流す、まさに世代間搾取の構図ですから、早晩破たんするか、
消費税を上げなくてはいけません。

どうせ、制度破綻をしてるので、今すぐ、積立方式に転換し、窓口負担も一律にして、
確定申告で調節すれば、合理的です。

でも消費税10%に向けて、カード支払のポイント制だとか、現金支払いの場合はクーポンだとか、複雑な控除ばかり検討している政府は、おかしいですね。
カード決済は、3%の手数料が、ユダヤに流れますから、最終的には物価は上がりますから、
アベノミクスには貢献するかもしれません。