介護保険と介護付き有料老人ホーム

介護保険と介護付き有料老人ホーム

自宅で、一人暮らしであったり、病気を抱えていて家族の介護も限界であった場合、
どこに行けば良いのでしょうか?
むかし、むかしは、病院が面倒を見ていましたが、長期入院をお上(国、厚労省)から禁じられ、医療保険対象外の施設に入ることを余儀なくされています。
介護付き有料老人ホーム、または介護付き高齢者住宅・マンションなど呼び名は色々ありますが、同じようなものです。長野市の場合、老人争奪の過当競争が始まっており、少しずつ入所費は下がっていますが、一か月の住居費は食費込で14万〜(@)の状況のようです。

実はこの他に、雑費として、おむつ代(A)などがかかります。これが毎日のことなので、ほぼ定価販売です(専門の医療問屋さんからの納入なので)。

更に、身の回りの世話を介護保険(B)を使います(自宅で介護保険を使うことと同じ)。
これがお高い!!!介護度4などでは、一日2時間の介護(掃除、洗濯、リハビリ、買い物、おむつ交換等々)で1万円で、30日で30万円也!!。自己負担は2割とするとこれが6万円です。

というわけで、大手の介護会社や社会福祉法人では、一社で丸ごと行え、@〜Bすべて収入になりますから、ざっと月50万弱の売り上げです。患者負担(介護の世界ではユーザーというようですが)は、その半分の25万前後でしょう。

更にさらに、介護の内容を決める「ケアマネージャー」は、昔は看護師などからもなりましたが、今は介護士や介護経験者が一定の試験を受けて認定されますが、国家資格ではありません。彼らは、ほとんど大手介護組織に勤務しており、会社に都合の良いケアプランを立てます。ぶっちゃけ「儲かること」を優先しているように感じることが多々あります。
医療者のように、モラルの勉強もしていないし、法律で規制もされていませんから、
当然と言えば、当然です。
つまり、介護は儲かるので、ソニーなど名だたる一流企業や、いろいろなファンドも参入していますし、長野市でも、本久さんなどの建築関連、政治家さんなども参入しているのが
その証左でしょうね。
老人は、お金を生む老木です。