■温熱療法と樹状細胞治療

 
昨年12月、仙台の八乙女駅前内科小児科クリニックに見学に行きました。
目的は、山本ビニター社のサーモトロンRFです。
深部温度を上げて、癌細胞を熱で弱らせる治療です。
(ホームページはリンクさせていただきました)
抗がん剤とも、放射線・陽子線・重粒子線とも相性がよく、保険適応です。
長野市内の仮称西和田 林クリニックで導入予定です。
そこに、信州大学先端医療センターの樹状細胞治療が加わり、
手術・抗がん剤・放射線等に次ぐ、第4、第5の治療が始まろうとしています。
いわゆる統合医療という分野です。
当院も、透析やアフェレーシス治療、移植治療、膠原病治療を専門として
14年と5月が経ましたが、信州大学との共同研究を進め、樹状細胞作製センター
としての寄与を考えています。
山本ビニター社のサーモトロンRFは、効果は確かですが、非常に高価なため、
同様の作用を期待できる機器の導入をします(出力は1/15ですが)。
免疫力を上げる目的ですので、抗がん作用は他のクリニックのホームページを
探してきてください(インディバMD570と言います)。